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迦葉立像

江戸時代
50.5cm(像高)

迦葉(かしょう)は釈迦の高弟十人(十大弟子)のひとりであるが、阿難(あなん)とともに釈迦如来の両脇に配されることが多い。本像は十大弟子のうち一体が残ったというより、阿難・迦葉の二体のうちとみるべきである。
若い美青年の阿難に対し、迦葉は老人として表現される。右肩から右手のすべてを露出させ、右腕には釧をはめ、草履を履くなど、インドの風俗を反映させている。左肩から背にかけてまとっている袈裟は、その条葉(じょうよう=格子状の文様)にはなやかな唐草がよく残っている。
禅宗寺院に安置されることが多いが、比較的作例の少なくところから、貴重な作と見られる。江戸時代の作。

価格

¥1,500,000(税込・送料込)